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AKB総選挙、やっぱり騒ぎすぎですかね? に参加中!
AKBの総選挙とやらが流行っているので、便乗してってわけでもないのですけど、何か書こうかなと思いまして。

テレビでは朝から大々的に放送されていたわけですけど、自分の周りではほとんど話題にならず。僕が30過ぎのおっさんだからでしょうか?アイドルに興味がある高校生や中学生は話題にしていたのかもしれません。

AKB商法なんて言葉があります。AKBのCDを買うと投票券がついてきて、人気投票に投票できます。沢山買えば沢山投票できるので、金を使えば使うほどお気に入りの女の子を活躍させられるというシステムです。

まるでキャバクラかホストクラブみたいなシステム。ああいうところで頼むお酒や食べ物も、法外な値段ですけどお気に入りの子を一位にするべくみんな頑張って金を使うわけですね。物そのものの価値ではないのです。

倫理的にどうかとかいう問題おいといて、物事の分別がつかない子供ではなく、大の大人が自分の金をどう使うかなんて事はどうでもよくて、それこそ自己責任。でも、彼らの金=愛ということで片付けちゃうところはさすが芸能人というか、彼女達のプロ根性というのはそういうことなんでしょうね。

昔ホストクラブに足繁く通う女の子がいました。お気に入りの彼をナンバー1にするべく、始めは飲み屋、それでは彼をナンバー1にできないので次は体を売るわけです。

彼女からは、水商売をやっている女性の一般的なイメージである小狡さとか、金遣いの荒らさを感じません。どこにでもいる、普通すぎるほどの普通の地味な女の子。

「私には、何もない。でも彼には夢がある。彼が夢を叶えることが私の夢」

騙されているかもしれない。と気がついているのかもしれない。だが彼女は、自分の夢のためにそういう生き方をしているというのです。こうなったら他人の口を挟む余地などない。何もない彼女に夢を与えたのはまぎれもなく彼であり、彼のためではなく、自分のために金を使うのも彼女の意志。その結末には何もない事がわかっていたとしても、何も言えません。

「私には、何もない」

投票券付きCDを何枚も買うAKBのファンの人も、そういう感じなのかもしれません。他人から賞賛されることもなく、失礼だが一般の女性に愛される容姿も話術もなさそうです。だが何もないと思っている彼らに、夢をあたえているのも紛れもなく彼女達。一方的であっても愛する彼女のために尽くす。なんとも健気な愛じゃありませか。彼らにとっては人生とか自分の存在意義すらかけた戦いなのです。傍から見ると滑稽だったとしても。

ものすごく他人事目線で客観的に見ると、AKBってシステム的には面白いですよね。僕はお金は出しませんが期待はしています。僕が一番頭にくるのはAKB本人達でなくて彼女達の歌がレコード大賞とっちゃうってとこでしょうか。自分達で自分達の権威を否定しちゃってますからね。馬鹿だなーと思いました。その話はまた機会があれば・・

一言いうならば、もっと自分を大切にしなよって事ですかね。