ブログをライブドアで書いているので、結構記事を見ます。週刊誌みたいで面白いです。そこで今日はこんな記事

競争戦略論の枠組みを使うと音楽産業の変遷がわかるのでは? - 業界衰退の理由と競争要因の変化を分析してみた

なんだか難しい事言ってるぞ。なるほど。難しい(笑)

まあでも、僕ももう大人になったので言っている事はわかるし、音楽が沢山売れた時代を若者として過ごしたわけなんで、実感もあります。

でも、今のAKBとかが音楽じゃなくてパッケージングで売れているってのなら、音楽シングルCDが100万枚売れた時代だってそうじゃないですか?小室プロデュースとか、ビジュアル系とか、R&B歌姫とか韓流とかもね。

何か一つ流行ればそれをみんなが後追いして、今これが流行りですみたいな押し付けをしてなんとか系っていうパッケージングにして売る。そういうやり方を永遠と繰り返すうちに、ユーザーがそれに飽きちゃったって事です。またかよってね。

今音楽業界とやらが絶賛売り出し中なのはAKBとかゴールデンボンバーなわけで、バンドを名乗りながら演奏しないゴールデンボンバーなんてギタリストの僕には興味のかけらもないし、AKBだって本気でアイドルが好きな人にはうけれられてないんでないかと思うのです。たぶんももクロとかのほうが熱くなってるんでは?

個人的にはもっと業界は大人向けの音楽を充実させてほしいですよね。ユーザーだって年をとるのです。年をとれば軽薄な音楽が好きだった若者もおじさんになります。そうするとやっぱり音楽性とかにこだわりがあったり、技術もあるほうがよかったりするんですよね。でも過去の焼き回しでああ懐かしいってのはあっても、新しい音楽を聞いてワクワクする気持ちが出るものがほとんどないです。

というよりも、30過ぎてデビューする新人アーティストってほとんどいないわけで、そうするとすでにベテランの域に達した大御所しか自分達を満足させてくれる人がいないんですよね。でも彼らはちょっと売れなくなったら引退したり解散したりするし、絶対数は少ないしリリースも少ないです。雲の上の人になっちゃうのでめったにライブにもいけませんしね。それに音楽性に安心はするけどワクワクはしません。

ファンと一緒に年をとっていけるアーティストってのは強いです。同世代の共感こそがアーティストにとって一番強い支持される理由です。そしてそれを求めてる声もあるのに、音楽業界というやつは相変わらず子供向けの音楽しか作らないし売ろうとしないし、でも子供は携帯に夢中で音楽に興味はない。そりゃどうにもなりませんわな。

望まれない人は市場から退場すればいいのです。あとは僕たちアマチュアが好き放題音楽をやるうちに勝手に音楽シーンなんてできるので、心配せずに偉いプロデューサーさんはハローワークにいけばいいのです。